買取と仲介は、提示額だけで優劣を決められません。仲介は買主を探してもらう方法、買取は不動産会社などが買主になる方法です。「誰が買うのか」と「どの条件で金額が決まるのか」から確認します。

最初にそろえる、金額の意味

項目仲介買取
買主販売活動などで探す買主となる会社等を確認
最初の金額査定額や売出価格は成約額ではない提示額が調査前か、条件確認後かを聞く
日程買主探しと取引の日程を見込む調査・契約・引渡しの日程を確認
家財・建物どちらも「何を残すか・誰が何を負担するか」を個別に確認

不動産会社の窓口でも、取引が直接買取とは限りません。契約上の買主と仲介する会社の有無を確認します。仲介手数料がある場合は、金額・支払時期・条件を聞きます。国土交通省は媒介契約時の手数料の事前合意を案内しています。

同じ六つの項目で、相談先の回答を並べる

  1. 金額の種類:査定、売出価格の提案、購入の提示、契約済みの金額のどれか。
  2. 前提と有効期限:調査済みの範囲、金額が変わる条件、回答日と有効期限。
  3. 売主の費用:手数料、家財、解体、測量、登記など。提示額に含むものと別費用を分ける。
  4. 自分の作業:立会い、書類、家財の搬出。代行できる範囲と費用。
  5. 日程:希望日と相手の見込みを分ける。予定どおり進まない場合の見直し時点。
  6. 契約条件:取りやめ、追加調査、不具合が分かった場合の扱いなど、書面で確認する事項。

「買取なら必ず早い」「仲介なら必ず高い」という前提では比べません。相談先の回答を受け取り、自分の期限と負担に合うかを見ます。

架空の例:金額の差と、まだ決まっていない条件

以下は比較方法を説明する架空の数字です。相場・査定・成約実績ではありません。単位は万円です。

項目仲介案買取案
金額の前提600で成約したと仮定500で成約したと仮定
別に払う売却費用8020
上記だけの差引額520480

この仮定では差は40万円です。ただし、仲介案の600万円で売れることは確定していません。買取案も契約条件の確認が必要です。税金・借入返済・売却までの保有費用は含んでいないため、この額が最終的な手残りではありません。

仲介案の成約額が下がった場合や、保有期間が延びた場合は別に試算します。費用がまだ分からなければ、差引額を完成させる前に確認先を決めます。

価格だけで迷うときは、優先する条件を一つ決める

  • 日程を優先:必要な完了日を伝え、そこまでに必要な調査・書類・作業を確認。
  • 作業量を優先:家財の持ち出しや現地対応について、自分にできない作業を先に共有。
  • 条件を広く比較:同じ物件状態で回答を集め、金額だけでなく根拠や変更条件を並べる。

家族と優先順位が違う場合は、全員が同じ売り方に賛成していると扱わず、未合意の点を比較メモへ残します。

家族や相談先と使う、2社分の比較メモ

相談先A・Bの回答を同じ項目で残せるテキストです。空欄は未確認として扱い、金額の大小だけで結論を出さないために使います。物件の住所や回答を当サイトへ送信する必要はありません。

保存する前に、記入する項目を確認できます。コピーしたメモは、お使いのメモアプリに貼り付けて書き足せます。

売却条件の比較メモを保存

メモの内容をこのページで見る
実家の売却条件・2社比較メモ
実家の判断ノート|2026年9月28日版
https://jikka-handan.jp/guide/kaitori-chukai/

【使い方】
空欄は「未確認」です。0円・作業不要・同意済みとは扱いません。回答日と情報元を残してください。これは相談準備のメモで、査定・契約書・法律上の判断を代わりに行うものではありません。記入内容を当サイトへ送信する必要はありません。家族へ共有する際も必要な情報だけを渡してください。

【家族で先に確認】
最も優先すること(価格・期限・作業量など):
自分にできない作業:
家族で合意したこと:
まだ合意していないこと:

【相談先A】
会社・担当者/回答日:
売り方(仲介・買取・その他):
契約上の買主(未定なら未定):
金額の種類(査定・売出価格の提案・購入の提示・契約済み):
金額:
現地調査済みの範囲:
金額の根拠/変わる条件/有効期限:
建物・家財の引渡し条件:
売主負担の費用(提示額に含むものと別費用を分ける):
  仲介手数料:
  家財の搬出・処分:
  解体・修繕:
  測量・登記等:
  その他:
費用のうち未確認のもの:
税金(別途確認):
借入返済(別途確認):
売却までの保有費用(別途確認):
立会い・搬出など自分の作業:
希望日/相手が示した日程/日程変更の条件:
取りやめ・追加調査・不具合判明時の扱い:
書面で確認した資料と日付:
次に聞くこと/確認予定日:

【相談先B】
会社・担当者/回答日:
売り方(仲介・買取・その他):
契約上の買主(未定なら未定):
金額の種類(査定・売出価格の提案・購入の提示・契約済み):
金額:
現地調査済みの範囲:
金額の根拠/変わる条件/有効期限:
建物・家財の引渡し条件:
売主負担の費用(提示額に含むものと別費用を分ける):
  仲介手数料:
  家財の搬出・処分:
  解体・修繕:
  測量・登記等:
  その他:
費用のうち未確認のもの:
税金(別途確認):
借入返済(別途確認):
売却までの保有費用(別途確認):
立会い・搬出など自分の作業:
希望日/相手が示した日程/日程変更の条件:
取りやめ・追加調査・不具合判明時の扱い:
書面で確認した資料と日付:
次に聞くこと/確認予定日:

【比較してから決める】
金額の種類と物件の状態はそろっているか:
同じ費用を二重に引いていないか:
未確認費用を0円にしていないか:
家族で次に話すこと/確認日:

無料・登録不要のテキストです。保存・コピーしても相談先へは送信されません。空欄は未確認のまま残し、必要な部分だけを家族や相談先と共有してください。

提示された金額が、売出価格の目安か、購入の提示額かを教えてください。家財・建物の状態、別に負担する費用、必要な現地作業、金額が変わる条件と有効期限も、同じ資料で確認したいです。

まだ回答がない場合は、査定前の準備と相談先候補を確認できます。解体の有無で迷う方は現況・解体後の費用比較へ進めます。

買取と仲介の比較でよくある疑問

買取価格は仲介の何割と考えればよいですか?

当サイトでは一律の割合を使いません。物件、調査、費用、契約条件が違うため、自分の物件について同じ前提で回答を集めます。

最も高い査定額の会社を選べばよいですか?

査定額は成約額とは限りません。根拠と販売方針、売主負担、日程も確認します。買取の提示額と比べるときは金額の種類を明記してください。

費用が未確認でも比較できますか?

作業や日程の比較は進められます。ただし、未確認費用を0円として手残りを断定せず、何が分かれば金額を比べられるかを整理します。

売却の相談へ進むなら

用意する資料と、提示額・費用・引渡し条件の比べ方を確認できます。

査定前の準備と比較のしかた →
どこに相談するか迷ったら

名義・道路・売却価格など、相談したい内容から窓口の種類を選べます。

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確認に使った公的資料

このページは掲載した資料・公式案内の整理と当サイトの説明です。個別物件の査定・成約実績ではありません。編集方針と確認範囲もご覧ください。

制度や対応は変わることがあります。実際の手続きを進める際は各機関の最新情報をご確認ください。