家財が残っていても、売却を相談できる場合があります。先に全部処分するかを決めず、「残した状態」と「片付けた状態」で、提示額・費用・自分の作業がどう変わるかを聞きましょう。

最初にすることは、家財の処分ではなく条件の確認

家財のある室内の写真と、持ち出したい物のメモを用意します。撮影のために危険な建物へ入る必要はありません。現状が分からない場合は、そのまま相談先へ伝えられます。

家財を残す場合と、片付ける場合の違い

東京都のガイドブックは、家財を残したまま売却する方法も案内しています。ただし、「家財がある状態で相談できること」と「すべてを無料で処分してもらえること」は同じではありません。

相談時に比べる条件。当サイトが整理した質問項目です。
進め方先に聞くこと
残したまま引き渡す対象になる家財、除外される物、撤去費用が提示額に含まれるか。残す物をどう書面に残すか。
一部だけ持ち出す持ち出す期限、搬出する人、残りの家財の費用。査定後に家財の量が変わると条件が変わるか。
片付けて引き渡すどこまで撤去する条件か、処分の見積もり、売却できなかった場合にも残る支出。

依頼先が「残せる」と回答したら、何を残せるのかまで具体化します。家具、家電、物置の中身、庭の物などを一括りにせず、写真や一覧と回答を対応させます。

買取会社3社の公式案内から分かること

2026年9月28日に各社の公開ページを確認しました。家財が残る物件について案内を確認できた3社を例として掲載しています。市場全体の比較や推奨順位ではなく、当サイトの利用・取材実績でもありません。

会社・出典公式に案内されている内容別に聞く条件
AlbaLink:空き家買取事業残置物を残した状態での引渡しを案内。残せない物、撤去費の扱い、所在地・物件の受付可否。
カチタス:売却FAQ・売却の流れ荷物が放置された住宅も相談対象と案内。引渡し準備では家財処分の手伝いを相談可能。処分する範囲、手配する人、費用と支払時期。
ラクウル:FAQ室内に物が残る物件も扱うと案内。残せる物の範囲、提示額に含む費用、追加料金の条件。

いずれの一般案内も、自分の物件の引受けや処分費0円を保証する回答ではありません。上記のリンクは出典確認用です。当サイトは別ページにラクウルの広告を掲載しています。掲載関係と編集方針を明示し、同社だけを比較対象にしていません。

家族と分ける「持ち出す・残す候補・保留」の三つ

次の整理は、処分の可否を判断するものではありません。家族で確認するための作業例です。所有者や処分方針が分からない物は保留にします。

  • 持ち出す:手元に残したい写真や思い出の品、確認が必要な書類など。誰がいつ引き取るかも記入。
  • 残す候補:家族の意向を確認した不要品。相談先が引受け可能と回答するまでは確定にしない。
  • 保留:持ち主が不明、ほかの家族に確認したい、取扱方法が分からない物。

通帳・本人確認書類などが写った写真を、そのまま送らないようにします。相談先が必要とする写真の範囲と提出方法を先に確認してください。

「片付け不要」の見積もりで、費用の二重計上を防ぐ

提示額から別に片付け費を引く条件なのか、すでに家財の処分を踏まえた提示なのかを確認します。後者で同じ処分費をもう一度引くと、比較を誤ります。

回答をこの形で残す

「提示額:未確認/家財の撤去費:提示額に含む・別途・未確認/持ち出す物:未確認/追加費用が生じる条件:未確認」。0円と回答された項目と、まだ聞いていない項目を分けます。

解体する案も検討している場合は、現況・解体後の費用比較メモも使えます。家財だけを比べる場合は、このページの保存用メモに各社の条件を記入してください。

そのまま使える、相談先への質問文

相続した実家の売却を検討しています。室内に家財が残っており、片付けはまだ発注していません。現状のまま相談できるか、残せない物は何か、処分費は提示額に含まれるかを教えてください。別費用や、現地確認後に条件が変わる場合は、その内容も知りたいです。必要な写真・資料と提出方法をご案内ください。

売却方針が未定なら「家族と相談中」と加えます。共有者の意向や名義が未整理の場合は、相談できる範囲と売却を進められる条件を分けて確認します。

保存する前に、記入する項目を確認できます。コピーしたメモは、お使いのメモアプリに貼り付けて書き足せます。

メモの内容をこのページで見る
家財を残した実家の売却・確認メモ
実家の判断ノート|2026年9月28日版
https://jikka-handan.jp/guide/kazai/

【使い方】
空欄は「未確認」です。0円・作業不要・同意済みとは扱いません。回答日と情報元を残してください。これは相談準備のメモで、査定・契約書・法律上の判断を代わりに行うものではありません。記入内容を当サイトへ送信する必要はありません。家族へ共有する際も必要な情報だけを渡してください。

【家族と分ける】
持ち出したい物/引き取る人/期限:
残す候補の物(相談先の承諾前は未確定):
持ち主や家族の意向を確認したい物:
現地・写真でまだ確認できていない部分:

【相談文】
相続した実家の売却を検討しています。室内に家財が残っており、片付けはまだ発注していません。現状のまま相談できるか、残せない物は何か、処分費は提示額に含まれるかを教えてください。別費用や、現地確認後に条件が変わる場合は、その内容も知りたいです。必要な写真・資料と提出方法をご案内ください。

【相談先A】
会社・担当者/回答日:
提示額(査定・購入の提示等、金額の種類も記入):
現地調査:済・未実施・未確認
残せる物/残せない物:
家財の撤去費:提示額に含む・別途・未確認
別途費用(見積額/負担者):
追加費用が生じる条件:
持ち出す物/担当者/期限:
条件を書面で確認できたか:
次に聞くこと/確認予定日:

【相談先B】
会社・担当者/回答日:
提示額(査定・購入の提示等、金額の種類も記入):
現地調査:済・未実施・未確認
残せる物/残せない物:
家財の撤去費:提示額に含む・別途・未確認
別途費用(見積額/負担者):
追加費用が生じる条件:
持ち出す物/担当者/期限:
条件を書面で確認できたか:
次に聞くこと/確認予定日:

無料・登録不要のテキストです。保存・コピーしても相談先へは送信されません。空欄は未確認のまま残し、必要な部分だけを家族や相談先と共有してください。

回答が返ってきたら、ここを比べる

  1. 残す家財の範囲が同じか。
  2. 提示額から別に払う費用があるか。
  3. 自分や家族が行う作業と期限に無理がないか。

金額だけでは判断できない場合は、買取と仲介を同じ項目で比較するガイドへ。遠方で持ち出しや鍵の受渡しが難しい方は、工程別の立会い確認も使えます。

家財が残る実家の売却でよくある疑問

荷物が多くても、先に査定を相談できますか?

相談できる場合があります。荷物の量や部屋の状態を伝え、写真や現地調査が必要かを確認してください。すべての依頼先が同じ条件で対応するわけではありません。

見積もり前に片付け費を計算しておく必要はありますか?

金額が分からなくても相談できます。費用欄は未確認にして、「誰が見積もりを出すか」「誰が支払うか」を聞けば、次の作業が明確になります。

家財処分だけを頼みたい場合も、売却相談でよいですか?

売却を伴う相談と家財処分だけの依頼は分けます。処分だけなら、物件所在地の自治体で処分方法や相談先を確認してください。

売却の相談へ進むなら

用意する資料と、提示額・費用・引渡し条件の比べ方を確認できます。

査定前の準備と比較のしかた →
どこに相談するか迷ったら

名義・道路・売却価格など、相談したい内容から窓口の種類を選べます。

相談先の選び方を見る →

確認に使った公的資料

このページは掲載した資料・公式案内の整理と当サイトの説明です。個別物件の査定・成約実績ではありません。編集方針と確認範囲もご覧ください。

制度や対応は変わることがあります。実際の手続きを進める際は各機関の最新情報をご確認ください。